make.comってどんなツール?
make.com(旧Integromat)は、様々なWebサービスやアプリを連携させて、定型業務を自動化できるノーコードツールです。例えば、「Gmailに届いた特定のメールをスプレッドシートに自動転記する」「Twitterで特定のハッシュタグがついた投稿をSlackに通知する」といった作業を、プログラミングなしで簡単に実現できます。
make.comで何が出来るの? 具体的なユースケース
- マーケティング業務の自動化
- 見込み客情報が登録されたら、自動でメールを送信
- SNSでのキャンペーン応募を自動集計
- 営業業務の自動化
- 顧客情報が更新されたら、担当者に自動通知
- 見積書作成を自動化
- カスタマーサポート業務の自動化
- 問い合わせフォームから届いた内容を、担当者に自動で割り振り
- よくある質問への回答をチャットボットで自動化
make.comの基本的な使い方
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シナリオの作成
- make.comでは、自動化したい作業の流れを「シナリオ」として作成します。
- シナリオは、複数の「モジュール」を繋げて作ります。
- モジュールは、特定のアプリやサービスとの連携を担当します(例:Gmailモジュール、スプレッドシートモジュールなど)。
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モジュールの設定
- 各モジュールでは、連携したいアプリやサービス、具体的な動作などを設定します。
- 例えば、Gmailモジュールでは、「どのアカウントのメールボックスを見るか」「どのような条件のメールを処理対象とするか」などを設定します。
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シナリオの実行
- シナリオの作成と設定が完了したら、シナリオを実行できます。
- シナリオは、定期的に自動実行することも、手動で実行することも可能です。
make.comを使いこなすためのポイント
- テンプレートを活用する
- make.comには、様々な業務に対応したテンプレートが用意されています。
- まずはテンプレートを試してみて、make.comの基本的な使い方を理解しましょう。
- モジュールを組み合わせて、複雑なシナリオを作成する
- make.comでは、様々なモジュールを組み合わせて、複雑なシナリオを作成できます。
- 例えば、「フォームから送信されたデータをデータベースに登録し、登録完了メールを送信する」といったシナリオも可能です。
- エラー処理を設定する
- シナリオ実行中にエラーが発生した場合の処理を設定しておきましょう。
- 例えば、エラーが発生したら、担当者にメールで通知するといった設定が可能です。
make.comを学ぶためのオススメ情報源
- make.com公式ドキュメント
- make.comの基本的な使い方から、高度な使い方まで、詳しく解説されています。
- make.com公式YouTubeチャンネル
- make.comの使い方を動画で学ぶことができます。
- オンラインコミュニティやブログ記事
- make.comに関する情報交換やノウハウ共有が行われています。
まとめ
make.comは、プログラミングなしで様々な業務を自動化できる強力なツールです。make.comを使いこなすことで、業務効率を大幅に向上させることができます。この記事を参考に、make.comを積極的に活用してみてください。
参照URL
- make.com公式サイト: https://www.make.com/en
make.comで使える豊富なトリガー
make.comの魅力の一つは、様々なアプリやサービスをトリガーとして設定できる点です。ここでは、代表的なトリガーをいくつか紹介します。
定番のトリガー
- Gmail:新着メールの受信、特定のラベルが付いたメール、スター付きメールなどをトリガーに設定できます。
- Google スプレッドシート:新しい行の追加、特定のセルの値の変更などをトリガーに設定できます。
- Google カレンダー:新しいイベントの作成、イベントの更新、特定の日時などをトリガーに設定できます。
- Webhook:外部サービスからのHTTPリクエストをトリガーに設定できます。これにより、make.comと連携していないサービスとの連携も可能です。
- タイマー:指定した間隔(毎時、毎日、毎週など)でシナリオを自動実行するトリガーです。定期的なタスクの自動化に役立ちます。
その他にも様々なトリガー
- SNS:Twitter、Facebook、Instagramなどの新着投稿、いいね!、コメントなどをトリガーに設定できます。
- チャットツール:Slack、Microsoft Teamsなどの新着メッセージ、メンション、特定のチャンネルへの投稿などをトリガーに設定できます。
- ファイル共有サービス:Dropbox、Google Drive、OneDriveなどのファイルのアップロード、変更、削除などをトリガーに設定できます。
- CRM/SFAツール:Salesforce、HubSpotなどのリードの作成、更新、取引の成立などをトリガーに設定できます。
- ECサイト:Shopify、WooCommerceなどの新規注文、注文の更新、顧客の作成などをトリガーに設定できます。
トリガーを使いこなすポイント
- 目的に合ったトリガーを選ぶ:自動化したい業務の内容に合わせて、適切なトリガーを選びましょう。
- トリガーの条件を細かく設定する:トリガーの条件を細かく設定することで、不要なシナリオの実行を防ぎ、効率的な自動化を実現できます。
- 複数のトリガーを組み合わせる:複数のトリガーを組み合わせることで、より複雑な自動化シナリオを作成できます。
make.comで利用可能なトリガーは、日々増加しています。公式ドキュメントやアプリ内検索で、最新の情報をチェックしてみてください。あなたの業務に合ったトリガーを見つけて、make.comの力を最大限に活用しましょう!
参照URL
- make.com公式サイト: https://www.make.com/en
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